サヴァン症候群と共通すること
どちらも自閉症の一種として位置づけられており、社会性に乏しく、人とのコミュニケーションが苦手、感情表現が苦手、という点で共通していると言えます。
また、どちらもある特定の分野において〝異常なまでのこだわり〟が見られるという特徴があります。
サヴァン症候群との違い・区別の仕方
アスペルガー症候群とサヴァン症候群の違いは簡単にいうと、知的障害があるかないか、ということです。
知的障害とは、知的な動作(読み書きや計算など)や適切な行動(歯を磨く、ボタンをとめるなど)に制約が伴うという症状です。
アスペルガー症候群には知的障害がなく、知的障害を伴うサヴァン症候群に比べて表面化する症状がすくないため、自分が自閉症やアスペルガー症候群であることにも気づかない人も多いと言われています。
また、両者に共通なのが、特定の物事に対しての〝異常なまでのこだわり〟ですが、アスペルガー症候群の人はあくまで自分の興味を引く事柄に対してのみ反応を示したり、記憶を試みるのに対し、サヴァン症候群の人の場合、自分の興味にかかわらず、見たり聞いたりした情報を一瞬で記憶する、など卓越した能力があることが特徴です。
サヴァン症候群の人の能力はカンタンには開花しない
アスペルガー症候群の人の場合、知的障害がないことから目標に対してしかるべき努力をしてそれを達成し、自分の能力を生かすということが可能だと考えられますが、サヴァン症候群の場合は知的障害があることで家族が見放してしまったり、周りのフォローの仕方が十分でなかったり、適切に行われない事などによって、その能力が生かされず開花しないことが多いと考えられます。
サヴァン症候群の人に見られる特殊能力は通常の人の能力をはるかに超えたもので、努力して到達できるレベルの能力ではないですが、そのような能力が開花する背景には周りの人の深い理解や愛情、長期にわたるサポートが得られるかどうか、といった事が大きく影響すると考えられてます。
サヴァン症候群の人の能力は非凡である
アスペルガー症候群の人の中にも駅名などをすべて暗記したり、膨大な量の人の名前や誕生日を記憶している、といった人も見られます。
しかし、アスペルガー症候群の人の場合はその情報を〝瞬時に〟覚える能力などがあるわけでなく、あくまで自分の興味を引く情報を覚ようとする作業がありますが、サヴァン症候群の人の場合は努力とは関係なく、見たものを瞬時に脳にストックする、といった非凡な能力があることが特徴です。
