サヴァン症候群の診断
サヴァン症候群の定義は、端的にいうと〝知的障害などの発達障害があるにもかかわらず、一部の分野に突出した能力が見られる〟ということです。ある脳科学者が〝サヴァン症候群は知的障害の海に浮かぶ島である〟と表現していますが、つまり、サヴァン症候群と診断される人は、能力が表面化するまでは〝知的障害者〟また、〝自閉症患者〟として生活している人が大多数であるということになります。
サヴァン症候群は知的障害者の2000人に一人、自閉症患者の10%がサヴァン症候群を発症すると言われており、サヴァン症候群ではないか、という疑いがある場合はまず知的障害や発達障害を扱っている医療機関や専門機関に相談することが適切だということになります。
何科に行けばいい?

地域の保健センター・精神科
保健センターは健康や病気に関して相談できる窓口です。
その地域での〝知的障害、発達障害〟を扱っている医療機関などを紹介してもらいたいなどの場合に利用することができます。
精神科には〝知的障害〟などを扱っていない場所もあるため、受診する前に確認する必要があります。
日本自閉症協会
日本全国の自閉症患者の支援を目的に活動している社団法人で、各都道府県にそれぞれ支部が設置されています。
各都道府県の支部ではその地域での自閉症患者の療育に関することや労働のサポートなどを扱っており、カウンセリングセンターやリハビリテーション施設とも広く連携しています。
発達障害支援センター
発達障害者やその家族へのサポートや支援などを行っている団体で、全国の地域別に6つの支部が設置されています。
公式のSNSアカウントなどがあり、発達障害に関する最新の情報を発信しているほか、発達障害に対する理解を得るための活動をしています。
セルフチェックできる?
前項でも述べたとおり、サヴァン症候群かどうかを判断するためには、まず知的障害、発達障害があるかどうかを知る必要があります。
専門機関で知能障害や発達障害の診断をしてもらう際に必要となるものは主に成育歴(母子手帳や学歴、成績の記録、作文、幼少期の録画など)のほかに知能検査や心理検査の結果があります。
知能検査や心理検査は自宅でも行うことができ、セルフチェックの項目は〝発達障害支援センター〟などの専門機関ホームページなどでも見ることができます。ただしセルフチェックで分かることはあくまで部分的であるため、正確に判断する場合は専門機関へ相談、受診することが必要です。
